“新国立”当初案 ザハ・ハディド氏が死去
新国立競技場の当初の案などをデザインしたイギリスの世界的建築家、ザハ・ハディド氏が、先月31日に亡くなった。65歳だった。
ザハ・ハディド事務所によると、ハディド氏はアメリカのマイアミの病院で気管支炎の治療を受けていたが、先月31日早朝、心臓発作で亡くなった。
ハディド氏は、イラクのバグダッド生まれで、ロンドンに拠点を置き、数々の優れた建築デザインで高い評価を受けてきた。新国立競技場の建設を巡ってはハディド氏の案が白紙撤回され新たなデザインが決まったが、「私たちの案にスタジアムのレイアウトなどが大変似ている」などと主張していた。
ハディド事務所は取材に対し、「これからのことは何もわからない」としている。