LGBT運動は「過激組織」…活動禁止に ロシア最高裁
ロシアの最高裁判所は国際的なLGBT運動を「過激組織」と認定し、ロシア国内での活動を禁止すべきとする法務省の訴えを認める判決を出しました。
ロシアの法務省は、国内でのLGBT運動で「過激な兆候が確認された」として、最高裁に対し「LGBT運動を過激組織と認定し、ロシアでの活動を禁止」するよう求めていました。これに対し、ロシア最高裁は先月30日、法務省の訴えに沿った判決を言い渡し、集まった関係者は怒りをあらわにしました。
ロシア最高裁裁判官
「LGBT活動とその下部組織を過激派と認定し、ロシアでの活動を禁止する」
LGBT活動家
「次にすべき唯一の選択肢はこの国を離れることだ。ロシアに残るなら祈ることしかできない」
ロシアでは去年12月、LGBTに関する情報の拡散を禁じる法律が成立したほか、ことし7月には、性別を変えることを原則的に禁止する法律を成立させ、「伝統的な価値観」を掲げて西側への対抗軸としています。