ロシア法務省 カシヤノフ元首相を「スパイ」登録 ウクライナ侵攻を批判したとして
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ロシア法務省は24日、ウクライナ侵攻を批判したとしてプーチン政権の1期目で首相を務めたカシヤノフ氏を、スパイを意味する「外国の代理人」として登録した、と発表しました。
理由としてロシア法務省は、「ロシア公的機関の決定や政策について不正確な情報を流布し、ウクライナへの軍事作戦に反対し外国のSNSなどに参加した」としています。
カシヤノフ氏は2000年から4年間、プーチン大統領一期目の連邦政府首相でしたが、意見の対立から解任され、2015年には国民自由党を設立して、政権批判を展開していました。現在はロシア国外に居住しています。
ロシア法務省は10月北方領土交渉にも関わったクナーゼ外務次官をウクライナ侵攻を批判したとして「外国の代理人」に登録するなど、言論統制を強めています。