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オバマ氏の広島訪問「何の妨げもない」米紙

2016年4月14日 7:35
オバマ氏の広島訪問「何の妨げもない」米紙

 来月の伊勢志摩サミットに合わせアメリカのオバマ大統領の広島訪問が検討されていることについて、アメリカの有力紙が「何の妨げもない」として支持する姿勢を打ち出した。

 13日付の「ニューヨークタイムズ」は「広島から核なき世界へ」と題する社説で、ケリー国務長官が広島の平和公園で献花したことについて、「犠牲者に敬意を表し、日米がこの70年間でいかに強い同盟関係を構築したかを示した」と評価した。その上で、「オバマ大統領が来月訪日する際、現職大統領として初めて広島を訪問することに何の妨げもない」と、訪問を支持する姿勢を打ち出した。

 アメリカ国内では大統領の広島訪問に反対する声もあるが、有力紙が訪問を後押しする社説を掲載したことは、オバマ政権にとって前向きな検討材料となる。