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主要産油国 増産凍結の合意に至らず

2016年4月18日 6:46
主要産油国 増産凍結の合意に至らず

 原油価格が低迷する中、中東のカタールで17日、主要産油国が増産の凍結を協議するための会合を開いた。しかし関係国の思惑の違いは埋まらず、合意には至らなかった。

 カタールのドーハで17日に開かれた会合では、供給過剰により低迷する原油価格を押し上げようと、主要産油国が増産凍結をめざして話し合った。

 カタールのサダ・エネルギー相は会合後、「検討する時間が必要だ」などと述べ、増産凍結の合意に至らなかったことを明らかにした。6月に開かれるOPEC(=石油輸出国機構)の総会まで結論は持ち越される見通し。

 今回の会合をめぐっては、イランが経済制裁前の水準に達するまで増産を続ける姿勢を崩さず、閣僚の参加を見送ったのに対し、サウジアラビアがイランを含めた増産凍結を主張するなど、関係国の思惑が一致していなかった。