米・オバマ大統領、広島訪問の意向固める
アメリカのオバマ大統領は、来月の伊勢志摩サミット後に被爆地・広島を訪問する意向を固めた。広島では、被爆者や若者を前に核廃絶に向けたスピーチをすることで準備を進めている。これは日米関係筋が明らかにしたもの。
オバマ大統領は来月27日の伊勢志摩サミット後、ミシェル夫人とともに山口県の岩国基地に移動した後、アメリカ軍のヘリコプターで広島に入る方向。広島では、原爆資料館の見学や原爆慰霊碑への献花を行うほか、平和公園で被爆者や若者およそ1000人を前に核廃絶に向けたスピーチを行うことで調整しているという。
実現すれば現職のアメリカ大統領による広島訪問は初めてだが、アメリカ国内には反対論もなおくすぶっていることもあり、アメリカ政府は詳細については正式発表までさらに詳しく検討する方針。
オバマ大統領は「核なき世界」を訴え、2009年にノーベル平和賞を受賞している。