安保理“病院への攻撃非難”全会一致で採択
内戦が続くシリア北部のアレッポで3日、病院などが攻撃され14人が死亡した。こうした中、国連の安全保障理事会は、紛争地域での医療・人道支援に携わる人などへの攻撃を強く非難する決議を全会一致で採択した。
決議は「紛争地域で医療・人道支援に携わる人などへの暴力行為・攻撃などが増加している」と強い懸念を示した。その上で、加盟国に対し、「状況の改善のために効果的な手段を講じる必要がある」と解決に向けた努力を促した。決議は日本やエジプトなどが主導し、全会一致で採択された。
潘基文事務総長は「病院への攻撃は戦争犯罪であり、恥じるべく、許し難い行為だ」とコメントしている。