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北朝鮮祝賀行事は全外国メディアに取材許可

2016年5月11日 0:23
北朝鮮祝賀行事は全外国メディアに取材許可

 北朝鮮では36年ぶりとなる朝鮮労働党大会を祝う祝賀行事が開催され、大規模なパレードが行われた。

 祝賀行事は日本時間10日午前10時半に始まり、平壌の金日成広場が市民らで埋め尽くされた。会場には金正恩委員長をはじめ、党大会で選出された新指導部が姿を見せたほか、金委員長の妹の与正氏の姿も確認できた。

 パレードに参加した市民らは見守る金委員長らに大きく手を振って行進し、金委員長も手を振り返していた。また、弾道ミサイルの模型らしきものが登場するなど核開発の進展をアピールした。

 北朝鮮最高人民会議・金永南常任委員長「武装装備の相次ぐ開発と、その実験での大成功は軍事強国・核強国の威容を余すところなく誇示した」

 今回の党大会では金委員長が掲げる核開発と経済発展を同時に進める『並進路線』が党の規約に盛り込まれた。祝賀行事は党大会を取材するため平壌入りしていた全ての外国メディアに取材が許可されていて、金正恩体制の幕開けを強くアピールした形。