北朝鮮 核開発強化と経済建設進行を採択
北朝鮮で行われている朝鮮労働党の党大会は、今後も核開発を進めることなどを決定した。今後は、金正恩第1書記の権威を高めるための新たな位置づけがなされるかが注目される。
党大会が始まってから4日目となる9日、外国メディアには依然として党大会の取材は許可されず、別の場所の取材に案内される状況が続いている。
国営メディアによると、3日目となる8日の会議では核開発の強化と、経済建設を同時に進めることなどが採択された。これで、決められていた5つの議題のうち、2つ目の報告までが終わったことになり、今後、こうした内容が党の規約にどう盛り込まれるかが焦点となる。
また、議題の中には金第1書記を「党の最高位に推戴(すいたい)する」という項目もある。これが具体的にどのようなことを示すのかわかっていないが、金第1書記の体制をより強固にすることを確認するものとみられる。
一方、首都・平壌入りしている外国メディアは、9日は党大会ではなく、製糸工場の取材に案内されている。党大会は9日、閉幕する可能性があるが、今のところ、北朝鮮から正式発表はない。