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オバマ大統領の広島訪問“被爆者と接点も”

2016年5月17日 10:56
オバマ大統領の広島訪問“被爆者と接点も”

 オバマ大統領の広島訪問発表後初めて、ホワイトハウス高官がNNNの単独インタビューに答え、オバマ大統領が被爆者との接点を持つ可能性に言及した。

 取材に応じたアーネスト大統領報道官は、常に大統領のそばでその言葉を聞き、行動を見て大統領に代わって発言する“ホワイトハウスの顔”と言える側近。今回の広島訪問にはアメリカ国内では、「謝罪外交」だと反対する声もあるが、以下のように、オバマ大統領の心境を代弁した。

 「広島訪問は正しいことだとオバマ大統領は信じており、アメリカ国内の批判も受け止める覚悟だ」-アーネスト報道官は「訪問は日米関係の未来を見据えるものだ」として、原爆投下の是非を見直すことはなく、「謝罪外交だ」との批判はあたらないという認識を示した。

 また報道官は「大統領の出席するイベントにはおそらく被爆者も出席するだろうが、現段階でどのくらいの交流になるか分からない」と話し、大統領と被爆者との接触について含みを残した。ただ、被爆者だけを対象とした特別な機会を設けることには消極的な口ぶりだった。

 また大統領の広島での発言は「長い演説や正式な演説ではない。政策を提案することもない」と強調。広島を訪問しての心境を短く話すだけとなる見通しを示した。