地中海渡る難民の死者 今年約2500人に
地中海を渡ってヨーロッパを目指す移民や難民の死者の数が、今年これまでで2500人近くにのぼることがわかった。
IOM(=国際移住機関)の発表によると、シリアや北アフリカのリビアでの内戦の悪化にともない、ヨーロッパを目指す移民や難民の数は今年1月からの5か月間で20万人を超えている。このうち、地中海を渡る際に船が転覆するなどして死亡した人は2443人にのぼっているという。
死者の数は去年の同じ時期に比べて3割以上増えているということだが、まもなく夏を迎えて海を渡る難民らも増え、この1週間だけでも死者は1000人以上にのぼるという。