地中海沖で難民船が沈没 約500人死亡か
難民らを乗せてアフリカからイタリアを目指していた船が先週、地中海沖で沈没し、約500人が死亡したおそれがあることがわかった。
UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)によると、先週、密航船でリビアを出発し、イタリアを目指していた難民らが地中海沖で大型船に乗り換えようとしていたところ、その大型船が転覆した。41人が救助されたが、約500人が死亡したおそれがあるという。事実だとすれば難民の海難事故としてはこの1年で最悪規模だという。
難民らがヨーロッパを目指す経路としては、これまでトルコからギリシャを経由する「バルカンルート」が主流だった。しかし移動が大幅に制限されたため、地中海を渡ってイタリアを目指す難民らが増加している。