沿道に10万人…モハメド・アリさん追悼式
今月3日に死去したボクシングの元世界ヘビー級王者、モハメド・アリさんの追悼式が10日に行われ、沿道では約10万人がアリさんのひつぎを見送った。
アリさんの故郷、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルでは、アリさんのひつぎを乗せた霊きゅう車が、少年時代を過ごした家などゆかりの場所をまわりながら、埋葬される墓地までの道のりを走った。沿道には市民やファンら約10万人が集まり、車に花を手向けたり、アリさんの名前を呼んだりして、別れを惜しんだ。
その後、市の中心部では追悼式が行われ、元プロボクサーのマイク・タイソンさんやビル・クリントン元大統領が参列した。クリントン氏は弔辞を読み上げ、人種差別撤廃などを訴えたアリさんの功績をたたえた。