イギリスがＥＵ（＝ヨーロッパ連合）から離脱するかどうかを問う国民投票まで、あと１週間。１５日も残留支持、離脱支持がそれぞれアピールした。

　キャメロン首相とともに残留を訴えるオズボーン財務相は、イギリス南東部にある日立の工場を視察し、ＥＵから離脱すれば経済が悪化し社会福祉などの予算が削減されると警告した。

　一方、ロンドン中心部のテムズ川では、離脱派の主要人物であるイギリス独立党のファラージ党首がＥＵの規制で漁業が衰退したと訴える漁師らとともにアピールした。

　最新の世論調査では離脱支持が勢いを増していて、残留を支持するグループは危機感をあらわにしている。