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オバマ大統領 ダライ・ラマ14世と会談

2016年6月16日 16:19

 アメリカのオバマ大統領は15日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と会談し、チベット族の人権保護を強く支持する考えを伝えた。

 ホワイトハウスによると4回目となる会談でオバマ大統領は、チベット族の人権保護を強く支持すると述べた。アメリカは、中国政府に対し、チベット族など少数民族の人権状況を改善するよう強く求めており、こうした姿勢を打ち出したもの。

 その上で、オバマ大統領は独立ではなく、「高いレベルの自治」を求めるダライ・ラマの考えを支持し、中国政府とダライ・ラマによる直接対話を再開させるよう呼びかけた。さらに、「チベットの独立は支持しない」と改めて明言するなど、中国政府への配慮もみせたが、中国側の反発は必至。