難民数過去最多に アンジーが取り組み訴え
国連が難民問題に対する関心を高めてもらうために制定した「世界難民の日」にあたる20日、ハリウッド女優で国連難民高等弁務官事務所(=UNHCR)の特使を務めるアンジェリーナ・ジョリーさんが「難民問題に目を背けることは無責任で危険」と警鐘を鳴らした。
UNHCRは20日、難民の数が2015年末時点で6530万人と過去最多となったことを発表した。これを受け、特使として難民の人道支援活動に尽力してきたジョリーさんは取り組みを呼びかけた。
ジョリーさん「紛争で6500万人が難民になっていることを理解してください。我々は戦争がある世界に住んでいる、この事実は無視できないのです」
また、難民問題に目を背けることは「無責任で危険だ」と訴えた上で、「単なる援助ではなく確実に元の生活に戻れる解決策」をつくる必要性を呼びかけた。