韓国軍関係者「飛距離が出ていないようだ」
北朝鮮は22日朝、ミサイルを発射したが、失敗したとみられるという。中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射に5回連続で失敗した可能性がある。
韓国軍によると、北朝鮮が22日午前5時58分ごろ、北朝鮮の東側の元山付近からミサイルを発射したが、失敗したとみられるという。軍関係者は「日本海側に向けて撃ったが、飛距離が出ていないようだ」としている。
21日に元山付近で「ムスダン」とみられるミサイルの発射の兆候がとらえられていて、発射に失敗したのは「ムスダン」の可能性がある。韓国軍はミサイルの種類や飛距離などを詳しく分析しているが、発射されたのが「ムスダン」だとすると、5回連続して「ムスダン」の発射に失敗したことになる。
また、アメリカの太平洋軍は、北朝鮮によるミサイルの発射を確認したとしている。さらに、アメリカ政府関係者はNNNの取材に対し、「今回も失敗したようだ。現在、詳細を分析中だ」としている。NBCテレビは、アメリカ政府はここ数日、北朝鮮が「ムスダン」発射の準備をする兆候をとらえていたと伝えている。