“アカデミー新会員”候補者に北野武さんら
アメリカ最大の映画の祭典・アカデミー賞を主催するアメリカの「映画芸術科学アカデミー」は29日、新たな会員の候補者として、映画監督・北野武さんや俳優・仲代達矢さんら683人を選んだと発表した。
北野さんは監督・脚本・主演を務めた映画「アウトレイジ」や「菊次郎の夏」などの作品を通じた映画界への貢献が評価され、仲代さんは黒沢明監督の映画「乱」や「影武者」での活躍が評価された。今後、北野さんや仲代さんが応じれば正式に会員となり、アカデミー賞を選ぶ投票権を持つことになる。
アカデミー賞をめぐっては今年1月、候補者が白人ばかりだとして各界から抗議の声が上がり、「映画芸術科学アカデミー」が選考を行う会員について、人種などの構成を大幅に見直す方針を明らかにしていた。今回選ばれた候補が新たに加われば、会員の白人以外の比率がこれまでの8%から11%に増加するとしている。