国連でミサイル発射などを繰り返す北朝鮮への制裁措置に関する討論会が開かれ、日本の別所国連大使は加盟国が一致して制裁を実行していく重要性を訴えた。

　国連本部で開かれたこの討論会は、日本とアメリカ、韓国が共同で開催したもので、今年３月に決めた北朝鮮への強い経済制裁を盛り込んだ制裁措置の確実な実行を呼びかけた。

　日本・別所国連大使「北朝鮮に『（核開発は）してはならない』『すぐに中止すべきだ』と国際社会が一致して声を出さなくてはならない」

　また、アメリカのパワー大使は制裁措置の中でも、貨物検査の実施や金融制裁の強化が重要だとした上で、制裁の実施は北朝鮮が対話のテーブルに戻ることにつながると指摘した。

　北朝鮮がミサイル発射などの挑発行為を続ける中、日米韓３か国としては制裁を確実に実施することで北朝鮮への圧力を強めたい考え。