中国・湖北省で、隣り合う２つの湖の１つが増水して危険な状態になったため、間を隔てていた堤防を爆破する作業が行われた。

　国営・中国中央テレビによると、１４日に湖北省で、増水した湖の水を隣にある湖に流して水位を下げる作業が行われ、２つの湖を真ん中で隔てる長さ約３．７キロの堤防を爆破した。これにより、もともと隣り合って２つあった湖が１つの湖になった。

　周辺では、今年６月中旬から雨が降り続き、安全水位を超えたため、地元当局が爆破作業を実行したという。

　この作業で、１６００人以上の地元住民が避難を余儀なくされたが、担当者は「将来的な治水対策にもなった」と話している。