軍の前制服組トップに無期懲役判決 中国
中国の軍事法院は、巨額の収賄の罪に問われていた、前の軍の制服組トップ、郭伯雄・前中央軍事委員会副主席に対し、無期懲役の判決を言い渡した。
郭伯雄被告は、前の胡錦濤政権時代の2013年3月まで軍の制服組トップである中央軍事委員会の副主席を務めたが、汚職の疑いで追及を受け、去年7月に党籍を剥奪された。その後、軍の検察院は今年4月に捜査を終え、郭被告が収賄の事実を認めたとしていた。国営の新華社通信によると、軍事法院は、25日、郭被告に対し、無期懲役の判決と、政治権利の終身剥奪などを言い渡した。
習近平指導部による反腐敗キャンペーンは、聖域を作らない姿勢で軍部に対しても追及していて、郭氏と同じ時期に軍の最高幹部を務めた徐才厚氏も2014年、党籍剥奪の処分を受けている。