アフガン テロ死傷者5166人で過去最悪
UNAMA(=国連アフガニスタン支援ミッション)は25日、今年上半期にアフガンでテロなどにより死傷した民間人の数が、5166人にのぼり過去最悪となったことを明らかにした。
UNAMAは、今年1月から6月にかけてアフガンで起きたテロや戦闘によって民間人1601人が死亡、3565人がケガをしたとする調査結果を公表した。これは調査を開始した2009年以降、これまで最悪だった去年の同時期を上回り過去最悪の数字。また、死傷者の約3割にあたる1509人が子どもで、うち388人が死亡したという。
アフガンでは反政府勢力「タリバン」に加え、過激派組織「イスラム国」も活動を活発化させていて、23日にも首都のカブールで約80人が死亡する爆発が発生し、「イスラム国」を名乗る組織が犯行声明を出していた。