稲田氏の防衛相起用に中・韓などが警戒
安倍首相は3日、内閣改造を行う。改造内閣の顔ぶれが固まる中、稲田氏の防衛相起用に、周辺諸国から警戒の声もあがっている。
韓国の聯合ニュースは、2011年に稲田氏が竹島に近い鬱陵(ウルルン)島の視察を計画したものの、入国を拒否されたことを紹介。「領土問題や歴史認識問題で韓国に強硬な態度をとっている」として、「韓国との防衛協力で摩擦が起きかねない」と懸念を示している。
一方、中国共産党の機関誌の国際版は「安倍首相の側近で、右翼の女性政治家が防衛相に」との見出しで、「靖国神社を参拝し、過去の侵略戦争を認めない保守的な政治家だ」などと報じている。