リオ五輪 出場のロシア選手が取り消しに
ドーピング問題に揺れたロシアで、ただ一人リオデジャネイロオリンピックの出場を認められていた陸上選手が一転、出場資格を取り消された。ドーピングに関する新たな情報があったという。
出場資格を取り消されたのは、ロシアの女子走り幅跳びのクリシナ選手。クリシナ選手は、国家ぐるみのドーピングを巡って、ロシアの陸上選手のリオオリンピック出場が禁止された中、アメリカを拠点に活動しているなどとして、ただ一人、出場を認められた。しかし、ロシアのタス通信によると、国際陸上競技連盟は13日までに、「ドーピングに関する新たな情報があった」として、出場資格を取り消した。
これに対しクリシナ選手は、CAS(=スポーツ仲裁裁判所)に異議を申し立てていて、CASは、14日中に最終判断を出す方針。クリシナ選手が出場する女子走り幅跳びは、16日に予選が行われる。