露ドーピング問題 リオ出場可否は今夜決定
ロシアの陸上界をめぐるドーピング問題で17日、国際陸上競技連盟がロシアがリオデジャネイロオリンピックに出場できるかどうか最終決定する。
国際陸連側はロシアのドーピングを「文化」と表現して改善を求めていて、厳しい判断が下されるとの見方も出ている。
ロシアの陸上競技は、組織的なドーピングが行われているとして去年11月に資格停止処分を受けて以降、国際大会に参加できない状態が続いている。理事会ではロシア側がドーピング対策をどれだけ改善したかを確認し、処分を解除するかどうか判断する。しかし、専門機関が15日ロシアで検査への協力が十分に得られなかったなどとする報告書を公表したほか、永久追放されたはずのコーチが、指導を続けている実態が報じられるなど、ロシアにとって状況は不利。
一方、インタファクス通信によるとロシアのムトコ・スポーツ相は16日、「改善が求められた100の項目は全てやりとげた」と主張した。
判断は日本時間17日夜に出る見通しで、ロシアがリオオリンピックに出場できるかどうか、事実上の最終判断となる。