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ロシア、ソチ五輪で組織的ドーピングか

2016年5月13日 11:14

 ロシアのドーピング検査所の元所長が、14年のソチオリンピックで、ロシアが組織的なドーピングを行っていたと証言した。

 これは、「モスクワ反ドーピングセンター」の所長だったロドチェンコフ氏がアメリカのニューヨークタイムズ紙の取材に応じたもの。ロドチェンコフ氏は記事の中で、「3種類の禁止薬物を混ぜたカクテルを作り、多くの選手に与えた」と証言した。この選手の中には、金メダルを獲得したボブスレー選手も含まれているという。また、採取した尿の検体をすり替えるなどの組織的な不正があったことも証言している。

 これに対して、ロシアのムトコ・スポーツ相は「根拠がない」などと報道内容を否定している。

 ロシアのスポーツ界では8月のリオデジャネイロ・オリンピックに向けてもドーピング疑惑が出ている。現在、陸上選手連盟が資格停止処分になっており、オリンピックに陸上選手が出場できない可能性もある。