露“ドーピング”きょう陸上選手の出場判断
国家ぐるみのドーピングで、ロシアのリオオリンピック出場が危ぶまれている中、スポーツ仲裁裁判所(=CAS)が21日、陸上選手の出場について判断を下す。
ロシアの出場を巡っては、現在、IOC(=国際オリンピック委員会)がすべての選手の出場を禁止するかどうかを検討している。一方で、陸上選手については、すでに出場が禁止されていて、これを不服とした選手68人が先月、スポーツ仲裁裁判所に提訴し、21日判断が下される。
提訴した1人でメダルが期待される男子ハードルのシュベンコフ選手が20日、取材に応じた。
シュベンコフ選手「ドーピングと関係ないのに処分するべきではないよ。(Q2週間後にはどこにいる予定?)もちろんリオにいるよ!」
判断には、IOCも関心を寄せていて、ロシア全選手の出場問題にも影響を与えるとみられる。こうした中、ロシア・オリンピック委員会は20日、リオオリンピックに派遣する選手387人を決定するなど、オリンピック出場をあきらめていない。