王毅外相、公船侵入問題“収束しつつある”
中国の王毅外相は日本の岸田外相との会談後、尖閣諸島周辺の日本の領海に中国の公船が侵入を繰り返している問題については、収束しつつあるとの考えを示した。
中国・王毅外相「現在はほぼ正常な状態に戻っている。双方の努力を通じて海をめぐる食い違いをコントロールすべきだ」
また、不測の事態を避けるため、日本と中国が協議を進めている海空連絡メカニズムについては、「まだ小さな問題がある」としながら、早期に合意できる見通しを示した。
その上で現在の日中関係について、「逆流の中で船をこいでいるようで、前進しなければ後退のみだ」と評価した。
さらにG20首脳会議にあわせて日中首脳会談を実現できるかは検討中であるとしながら、日本側の態度にかかっていると指摘している。