尖閣諸島周辺で中国公船4隻が領海侵入
17日午前、沖縄・尖閣諸島周辺で中国の公船4隻が日本の領海に侵入し、外務省は中国側に改めて強く抗議した。
外務省によると、17日午前10時頃、尖閣諸島周辺で中国の公船4隻が領海侵入した。領海への侵入は今月9日以来、8日ぶりで、外務省の金杉アジア大洋州局長は、郭燕在京中国公使に対し、「緊張をさらに高める一方的な行動を継続していることは全く受け入れられない」と強く抗議した。
一方、外務省幹部は、尖閣諸島の問題などで開催が危ぶまれていた日本と中国、韓国、3か国の外相会談を今月23日からの2日間を軸に、東京で開催する方向で最終調整していることを明らかにした。来月上旬には中国が主催するG20首脳会議を控えており、別の外務省幹部は、「中国は対話の機会を模索している」との見方を示している。