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「イスラム国」か シリアで爆発相次ぐ

2016年9月5日 23:10

 内戦が続くシリアで5日、爆弾が4か所で相次いで爆発し、50人以上が死亡した。いずれも過激派組織「イスラム国」による犯行とみられている。

 シリアの国営メディアによると、地中海沿いの港湾都市タルトゥース郊外で5日、爆弾を積んだ自動車が爆発し、その後人々が集まったところ、自爆犯が自爆した。

 5日はこのほかにも、北東部のハサカや中部のホムス、首都のダマスカス郊外でも爆発が相次ぎ、シリア人権監視団によると、4か所の爆発で少なくとも53人が死亡したという。

 「イスラム国」系の通信社はいずれの爆発も戦闘員による犯行だと伝えた。

 シリアの内戦をめぐっては、アメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が5日、停戦を目指して話し合ったが、合意には至らなかった。