香港立法会選挙“批判・独立”勢力が議席増
香港で、議会にあたる立法会の選挙の投票が4日に行われ、中国に批判的な勢力が選挙前より議席を増やした。中国からの独立志向が強い勢力も新たに議席を得ている。
香港では2014年、中国政府主導の行政長官の選出方法をめぐり大規模なデモが起き、立法会では中国の政治手法に批判的な民主派がこの法案の成立を阻止した。
デモのあと初となった今回の選挙では、中国に批判的な勢力が重要法案の否決に必要な全体の3分の1を確保できるか注目され、投票率は97年の香港返還以降、過去最高となった。
地元メディアによると、選挙では定数70議席に対し、民主派が22議席、中国からの独立志向の強い『本土派』と呼ばれる勢力が新たに7議席を獲得。立法会での勢力を維持したことで、今後、中国寄りの重要法案の成立には歯止めがかかる見通し。