「共産党の独裁に反対」香港で大規模デモ
香港は1日、19回目となる中国への返還記念日を迎えた。これに合わせて、中心部では、民主派による大規模なデモが行われ、参加者らが、言論と出版の自由を守るよう訴えた。
市民デモは、中国への返還記念日の7月1日に合わせて毎年行われているもの。参加者の多くは若者で、主催者側の発表によると、今年は11万人が参加した。
香港では、中国共産党を批判する書籍を扱う書店の店長・林栄基さんが、中国当局から8か月にわたって中国本土で軟禁され、自白を強要されるなどの不当な拘束を受けたと主張している。
これを受け、民主派の団体などが中国当局に対する反発を強めている。
デモ参加者「出版の自由と言論の自由を守ります。共産党の独裁には反対です」
デモ参加者らの多くは、中国当局に対し「一国二制度」を守り、香港の言論と出版の自由を認めるよう訴えた。