韓国国防省は「北朝鮮はいつでも追加の核実験を行える状態だ」と述べ、具体的な実験場所にまで言及した。早くも新たな核実験を警戒している。

　国防省は、９日に核実験を強行した北朝鮮がさらなる核実験に踏み切る可能性があるとした上で、警戒態勢を強化していることを明らかにした。

　国防省によると北東部の豊渓里には核爆発実験用の坑道が３つあり、これまで１番坑道で１回目の核実験が実施され、２回目から今回までは２番坑道で行われた。国防省は現在、この２番坑道といままで使われていない３番坑道で核実験ができる状態になっているとみているという。

　北朝鮮は核実験の直後に「核戦力の強化は続く」と述べたが、韓国の聯合ニュースは「米韓当局はこれを年内の追加核実験の予告と分析している」と報じている。