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シリアで一時停戦 維持なるか予断許さず

2016年9月13日 13:09
シリアで一時停戦 維持なるか予断許さず

 内戦が続くシリアで12日、一時停戦が発効した。これまでのところ、戦闘が起きたという情報はないが、このまま停戦が維持されるかは予断を許さない状況が続いている。

 停戦は日本時間13日午前1時ごろ始まった。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、停戦発効から数時間、戦闘はやんでおり、平穏が保たれているという。

 停戦発効後、アメリカのケリー国務長官は戦闘がやんだか結論を出すには「時期尚早だ」と述べた。その上で、ロシアに対し、アサド政権に停戦を守らせるよう改めて強調した。

 一方、アサド大統領は停戦発効前の12日、「テロリストからシリア全土を取り戻す」と述べた。反体制派の一部はアサド政権側が戦闘をやめるかは保証されていないと反発していて、停戦がこのまま維持されるか予断を許さない状況。