国連総会が開かれているアメリカ・ニューヨークの中心部で爆発があり２９人がケガをした事件で、ニューヨーク州のクオモ知事は会見で「明らかにテロ行為だ」と述べた。

　１７日夜、マンハッタン・チェルシー地区の大通り沿いにあったゴミ箱で爆発があり２９人がケガをした。ゴミ箱は５０～６０メートル吹き飛ばされたということで、その衝撃の大きさがわかる。

　警察は爆発の様子が映っているビデオを入手していて、ＮＢＣテレビによると、男がゴミ箱に何かを入れ、立ち去った後に爆発が起きたという。

　ニューヨーク州のクオモ知事は「ニューヨークで爆弾を爆発させるのは明らかにテロだ。ただ国際テロ組織との関連性は見つかっていない」と述べ、その上で、警察官など約１０００人を増員するという。

　一方、現場近くで見つかった圧力鍋に携帯電話をくくりつけた別の不審物や隣のニュージャージ州でパイプ爆弾が爆発した事件についても、警察は構造などの類似性を分析し、関連性を調べている。