600人乗る“難民ボート”転覆 死者多数
中東やアフリカからの難民や移民、約600人を乗せたボートが21日、地中海で転覆し、少なくとも43人が死亡した。
ボートが転覆したのはエジプト沖合の地中海。ロイター通信によると、ボートには内戦が続くシリアなどからヨーロッパを目指す難民ら約600人が乗っていて、163人が救助されたが少なくとも43人が死亡した。今も400人近い人が行方不明となっている。定員オーバーで船が傾いたことが原因とみられている。
IOM(=国際移住機関)によると船が転覆するなどして死亡した難民らの数はことしに入り3200人を超えていて、現在ニューヨークで開かれている国連総会でも難民問題は最大のテーマとなっている。