大規模デモから2年 香港民主派団体が集会
香港での大規模なデモから2年となる28日、民主派の団体などが集会を開き、今後も民主的な選挙の実現を求めていく方針を確認した。
28日に開かれた集会には、民主派団体など約1000人が参加、当時、警官隊が市民に向けて催涙ガスを使用したことを批判し、黙とうを行った。
2年前、香港では、政府のトップを選ぶ選挙制度をめぐり、民主的な制度を求める学生らが大規模なデモを起こし、2か月半にわたり混乱が続いた。デモは鎮圧されたが、先月行われた香港の議会にあたる立法会の選挙では、投票率が過去最高となり、中国に批判的な勢力が改選前より議席を増やしている。
地元メディアによると集会では、当時、デモを呼びかけた一人が、「この2年間で、香港の人々は政治に目覚めた。選挙では若い人たちも当選している」と述べ、引き続き、民主的な政治制度を求めていく考えを強調した。