首相と露副首相 首脳会談に向け方針確認
安倍首相は2日朝、来日しているロシアの副首相と会談した。ことし12月に予定されているプーチン大統領の来日に向け、経済協力などで合意をめざす方針を確認した。
この中で安倍首相は、プーチン大統領との会談について「ロシアとの平和条約締結交渉を含め、幅広い分野で成果を出したい」と期待感を示した。これに対しロシアのドボルコビッチ副首相は、安倍首相がプーチン大統領に提案した8項目の経済協力プランについて「具体化に向けて精力的に準備を行っている」と応じた。
ロシアメディアによると副首相は「12月のプーチン大統領の来日までに合意文書をまとめられると思う」と話し、協議が進展していることを示唆した。
日本は北方領土問題の解決をめざし、経済協力を通して日露関係を強化したい考えで、協力プランの具体化が今後の課題となっている。