北方領土「何らかの合意に達する」露報道官
プーチン大統領の来日を12月に控える中、ロシア大統領報道官が10日、北方領土問題について、「遅かれ早かれ、何らかの合意に達するだろう」と解決に前向きな姿勢を示した。
ロシアメディアによると、ペスコフ報道官は10日、領土問題について、「理論的には進展が可能であり、遅かれ早かれ、何らかの合意に達するだろう」と発言した。さらに、日本が進める経済協力を「建設的なアプローチ」と評価し、「我々は正しい方向に歩いている」と、問題の解決に前向きな姿勢を示した。一方で、貿易・経済関係の発展を通じた相互関係の基礎が必要だとも指摘した。
12月のプーチン大統領の来日を前にして、領土問題の解決のためには日本の経済協力が重要だと改めて訴えたものとみられる。