韓国の高速道路で１３日夜、観光バスが炎上し、１０人が死亡した。事故の瞬間を、監視カメラがとらえていた。

　１３日夜、韓国・南東部、蔚山の高速道路で、観光バスの車体が突然、右に傾きガードレールに衝突、火花を散らすと、直後に出火し、瞬く間に炎に包まれた。バスには運転手を含めて２０人が乗っていたが、ガードレールがドアをふさいだため多くが逃げ遅れ、１０人が死亡、１０人が重軽傷を負った。

　運転手は「右の前輪がパンクした」と話していて、警察が当時の状況を調べている。乗客は韓国の化学品メーカーの退職者やその家族で、海外旅行の帰りに空港から移動する途中だった。

　警察は遺体の身元の確認を急いでいるが、今のところ日本人が乗っていたとの情報はないという。