中国7~9月期GDP6.7%プラスに
中国の今年7月から9月までのGDP(=国内総生産)が発表され、前年同期比6.7%の伸び率と横ばいの状態で、減速している中国経済の持ち直しが低調であることが明らかになった。
中国の国家統計局が19日に発表した今年7月から9月までのGDPは前年同期比6.7%のプラスで、今年上半期の成長率と横ばいの水準だった。
民間企業の設備投資の鈍化や、不動産投資の低迷が落ち込んでいることなどが影響していて、経済の持ち直しの動きが低調であることがあらためて浮き彫りとなった。
中国政府は今年の成長目標を6.5%から7%に設定しているが、19日の発表では「国内外の色々な不安定要素の影響を受け、経済の持続的な発展の基礎がしっかりしていない」としながらも「政策と改革の実行をしっかり進め、積極的変化を固めて通年目標の実現を確保する」としている。