6月の機械受注、3か月ぶりのプラスに
民間企業の設備投資の目安となる6月の機械受注は、3か月ぶりにプラスとなった。
内閣府が発表した6月の機械受注統計によると、企業の設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除いた民需」は、前の月より8.3%多い8498億円で、3か月ぶりにプラスとなった。航空機や鉄道車両の大型受注があったことが主な要因。
一方、中国の景気減速を背景に、スマートフォンに使われる半導体の製造装置など、受注が減少している業種も見られる。
内閣府は、6月のプラス分が、4月と5月のマイナス分を取り戻すまでの強い伸びではないことから、「足踏みが見られる」との基調判断を据え置いた。