９日の東京株式市場で日経平均株価の終値は前日比１６２円５１銭安の１万６６６８円４１銭だった。

　９日朝に発表された民間の設備投資の指標となる４月の機械受注統計が市場の予想を下回った。これを受け、市場には景気の先行きへの懸念が広がり、売り注文が多く出た。また、外国為替市場では１ドル＝１０６円台と円高傾向が続いており、自動車や電機などの輸出関連株が売られ、株価を押し下げた。

　ただ、来週には日米でそれぞれ金融政策を決める会議があるため、その内容を見極めようと積極的な売買を控える投資家も多く、売買代金、売買高とも低調だった。

　東証１部の売買代金は概算で１兆７８５３億円。売買高は概算で１６億８４０４万株。