円安傾向を受け 日経平均95円高
7日の東京株式市場で日経平均株価の終値は前日比95円42銭高の1万6675円45銭だった。
前の日にアメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長の講演を受けて外国為替市場では6日、1ドル=106円台まで急速に進んでいた円高が7日は107円台まで円安方向に戻した。アメリカ経済への過度の警戒感が和らいだことなどが背景にある。
こうした流れを受けて、7日朝の東京株式市場では、輸出関連企業を中心に業績悪化の懸念が和らいだことなどから取引開始直後は買い注文が先行した。ただ、円相場が6日に比べて円高方向に振れると売り注文が優勢になる場面もあった。午後には、円相場が1ドル=107円台後半と円安で推移したことから買い注文が広がり、日経平均株価は値上がりして7日の取引を終えた。
東証1部の売買代金は、概算で1兆7798億円。売買高は、概算で16億1468万株。