日経平均株価86円高 終値1万6938円
11日の東京株式市場で日経平均株価は値を上げた。日経平均株価の終値は前日比86円52銭高の1万6938円87銭。
前の日の欧米市場では、ヨーロッパ中央銀行が追加の金融緩和策を発表したものの、ドラギ総裁が、さらなる緩和には慎重な姿勢を示したことなどから投資家の期待が後退し、株価は下落した。この流れを受けて、11日朝の東京株式市場でも取引開始直後から売り注文が広がった。外国為替市場で円相場が10日に比べて円高水準で推移したことも、株価の重しとなった。
ただ、その後は、ヨーロッパ中央銀行の金融緩和策を前向きに評価する見方が広がったことなどから株を買い戻す動きが優勢となり、日経平均株価は上昇に転じた。
東証1部の売買代金は、概算で3兆883億円。売買高は、概算で27億6156万株。