日本とのEPA EU“交渉加速化を”
日本とEU(=ヨーロッパ連合)とのEPA(=経済連携協定)の交渉が大詰めを迎える中、EUは21日まで行われていた首脳会議で、年内大筋合意に向け、交渉を加速化するよう求める決議文を採択した。
日本とEUのEPAは、互いの貿易や投資を活発にすることが目的で、関税や障壁の撤廃をめぐり協議が続いている。双方の首脳は、年内の大筋合意を目指すことで一致しているが、協議は難航している。
こうした中、EUは21日、交渉を行うヨーロッパ委員会に対して、活発な交渉を行うよう求める文章を加盟国の首脳会議の決議文に盛り込み、採択した。
来年には、イギリスの離脱や、ドイツ、フランスなどの主要国で政権を選択する選挙を控えているため、EUとしては、自由貿易についての成果をまとめ、結束を固めたいものとみられる。