「経済協力プラン」総額1.7兆円超規模に
ロシアの極東発展省は25日、プーチン大統領の訪日に向けて日本と調整を進めている極東での経済協力プランの総額が、1.7兆円を超える規模になると発表した。
極東発展省が発表したプランは、エネルギーや医療など複数の分野にわたる18項目。野菜の温室栽培をはじめ、一部はすでに具体的に動き始めている一方で、サハリンと北海道を結ぶ橋やガスパイプラインの建設など、実現が難しい大規模な構想も含まれている。
極東発展省によると、計画の総額は1兆ルーブル、日本円にして1.7兆円を超える見込みで、オシポフ第1次官は「12月の首脳会談までに具体的な成果を出したい」と強調した。
経済協力を巡っては、世耕ロシア経済協力相が近くモスクワを訪問し、プーチン大統領の訪日に向けて調整を行う予定。