×

米国防長官 モスルに続き「ラッカ奪還」も

2016年10月26日 18:07
米国防長官 モスルに続き「ラッカ奪還」も

 過激派組織「イスラム国」のイラクでの最大拠点、モスルの奪還作戦に関係する国の国防相による会議が25日、フランスで開かれ、モスルに続き「イスラム国」が首都と位置づけるシリアのラッカ奪還作戦にも着手する考えを示した。

 会議にはモスル奪還作戦に関係する11か国の国防相が参加した。アメリカのカーター国防長官は、奪還作戦は「計画通り進行」と強調した上で、イスラム国が首都と位置づけるシリア北部の都市、ラッカの奪還作戦に着手する考えを明らかにした。開始時期などは不明だが、ラッカ奪還について具体的に言及したのは初めて。

 一方、モスル奪還作戦は開始から10日目となったが、ロイター通信はイラク軍の発表として、これまでにモスル周辺の約90の村を制圧したと伝えている。また最前線の部隊はモスル市街地の東、数キロまで進軍しているという。