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住民が市内の様子を証言 モスル奪還作戦

2016年10月18日 2:46
住民が市内の様子を証言 モスル奪還作戦

 イラク軍などは17日、過激派組織「イスラム国」のイラクでの最大拠点・モスルの奪還作戦を始めた。モスルに住んでいるという男性がNNNの取材に応じ、作戦開始後の市内の様子を証言した。

 モスルを「イスラム国」から奪還する作戦には、イラク軍のほか、クルド人部隊やアメリカ主導の有志連合なども加わっていて、対「イスラム国」の作戦としては過去最大規模となる見通し。部隊はすでにモスル周辺の複数の村を制圧したという。

 こうした中、今もモスルにいるという住民が17日、NNNの電話取材に応じた。

 住民「昨夜は砲撃や爆撃の音が聞こえたが、モスル市内は今のところ落ち着いている。戦闘は郊外で起きている」「モスルの周辺は『イスラム国』が包囲しているので、住民は逃げることができない」「携帯電話を使っているのが見つかると、裏切り者とみなされ処刑されてしまう」

 モスルやその周辺には100万人以上が住んでいるとされ、「イスラム国」は住民を人間の盾にするなどして徹底抗戦するとみられている。