来日中のフィリピンのドゥテルテ大統領は２７日、海上保安庁の訓練を視察し、南シナ海問題で日本と連携する姿勢をアピールした。

　ヘリコプターで都内から横浜市に移動したドゥテルテ大統領は海上保安庁の巡視船から訓練を視察した。訓練は海上での犯罪で容疑者を取り押さえることなどを想定したもので、フィリピン側の要請で行われた。

　ドゥテルテ大統領「きょう視察した船も含めて日本はフィリピンにとって最大の支援国です。日本が快く定期的に会談したいと言ってくれたので満足しています」

　大統領は２６日の安倍首相との会談で南シナ海問題で日本と協力する考えを示していて、訓練を視察することで改めて日本との連携姿勢をアピールした形。